« 2008年9月 | トップページ | 2008年11月 »

2008年10月

『自殺したい人々』別冊宝島編集部

自殺したい人々 [宝島SUGOI文庫] (宝島SUGOI文庫 A へ 1-57)■内容■
1999年に発行された別冊宝島『自殺したい人びと』を文庫化した『「死んでもいいや」症候群』をリニューアルしたもの。自殺願望の人、自殺で家族を失った遺族、樹海レポなど自殺にまつわるドキュメント集。
執筆者には、相田くひを、今一生、呉智英、北島行徳ほか。


■感想■
自殺に関する本をけっこう出している太田出版系のものとは違って、全体的に自殺を誘発しないために気を使って作られた本だなと感じた。

別冊宝島だし、もっとイケイケかと思ったんだけどな。

全体的にパンチが足りない気がしてしまった。

なかでは、北島行徳さんの「ボランティア組織 自殺防止センター」のルポがとても共感できたし、いちばんおもしろかった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『舟越桂 夏の邸宅』

舟越桂夏の邸宅■内容■
東京都庭園美術館にて開催された「舟越桂 夏の邸宅」展の写真集。アールデコ装飾の邸宅の中に飾られた舟越氏の彫刻、ドローイング、版画を多数掲載。


■感想■
圧巻!
以前デッサンを見たときは、壁が真っ白なギャラリーだった。
舟越さんの作品はまっさらな場所が似合う!と思っていたが、これはこれですばらしい。
こっちのほうかいいかもしれないくらい。

アート作品を見て、絵が細かくてすごいなぁとか、うまいなぁとか、でかいなぁとかはよく思う。
それでも、こんなにも心を動かされたことは無かった。

心がニュートラルになるような、不思議なかんじ。
違う世界に迷い込んだみたい。

展覧会行きたかった…。
でも、きっと展覧会だときっと他にも来場者がいて、1対1で作品と向かい合うことはできなかっただろう。
そういう意味では、作品集で見るほうが良いかもしれない。

臨場感たっぷりだから、舟越作品がたくさん置いてある異国の邸宅に迷い込んできたような錯覚に陥ることが出来る。
すばらしい作品集だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年9月 | トップページ | 2008年11月 »